優勝者はワイルドコブラ会のマ・ルヨシ選手。そしてさがんぼう選手とマンバのケン選手が裏切りワイルドコブラ会に加入。
この大会はボディスラムで勝敗が決まる。マ・ルヨシ選手は介入なしの実力で優勝。そしてKOS王者の凡人パルプ選手に挑戦を表明する。
初代タッグ王者はトレンディラバーズ(UDON次郎、フェニックスはるぅ)
パキスタンエナジー(小仲=ペールワン、清水佑)vsトレンディラバーズ
スペルメルカドス(マ・ルナカ、マ・ルヨシ)vs紙~ず(今治タオルフェイス、凡人パルプ)
トレンディラバーズvs紙~ず
はるぅ選手が必死に頑張るもタオルフェイス選手が跳ね返すという構図。
UDON次郎選手によるアシストが効き、見事トレンディラバーズが初代タッグチャンピオンになる。
ハッピーエンドになるどころか、試合後はスペルメルカドスがトレンディラバーズを襲撃し乱闘に。乱闘の中でマ・ルヨシ選手がマ・ルナカ選手に決別のブレードランナー。そしてマスクはぎ。その後はるぅ選手の姉というヨシノ・リバーという人物が現れマ・ルヨシ選手はワイルド・コブラ会の結成を宣言。
ゴダゴダの中、最後はDVDを発売したマリンライダーJR選手が締めて大会終了。
マットプロレスもリングを使ったプロレスも平等に観客と相手に真剣に向き合っている。そこに上下やお遊びはない。そろそろ本気で気づかねばならないが、まだまだ上下をつけたがるファンがいるのは残念である。
プロレスのTシャツは普段着として着るには勇気が必要なデザインがほとんどである。カッコいいデザインのTシャツはまだまだ少ない。
時たま日常で着やすいデザインのものもあるが、そのデザインのTシャツはまずプロレスファンの間で流行り、次に一般層へ普及する。
過去はnWoやTeam 2000が流行り、現在はロスインゴがその流れに乗っている。
よって、ロスインゴのファンはデザインから入った一般層もおり、今までのプロレスファンと異なる視点でプロレスを見ている。
それがよいか悪いかは別であるが、ロスインゴファンはプロレスの見方がプロレスファンと異なるため対立することが多い。
まだまだプロレスの見方を知らないロスインゴファンであるが、彼らをうまくプロレス沼に引き込めれば今までと異なる見方からプロレスという業界を変える存在になるかもしれない。
かつては週刊ゴングや週刊プロレス等の専門誌でしか試合情報を得ることができなかった。現在では瞬時に映像にアクセスでき、プロレスをすぐ見ることができる
誰でもすぐに映像へアクセスできるようになったのはここ10年の傾向であり、公式によるオンデマンド動画配信サービスの提供も同じである。瞬時に映像を見ることができるのはよい時代だが、同時に想像する楽しさが失われた。
「活字プロレス」は記者によるレポートを通して試合を振り返ることになる。たとえば新技が出たら写真を見て動きを想像する。想像したものでプロレス仲間と語り、ときに実践するのが面白かった。
誰でも瞬時に映像にアクセスできるよさもあるが、活字から内容を膨らます楽しさがかつてのプロレスにはあった。
プロレスファンはご存じの書籍であるKAMINOGE
最近になってようやく定期購読し始めた。この書籍が非常に面白い。著名人のインタビューがメインとなっているが、その中で様々な人生の気づきが得られる。それはプロレスを見続けるだけでは決して得ることのできないものである。
かなりマニアックな書籍のため、プロレス初心者にはおすすめとは言い難いがプロレス沼にハマり続けている人にとっては是非ともおすすめしたい書籍。雑誌のごとく定期的に刊行されるが、実は書籍であるというのがミソ。