「終戦記念日と同じ」
毎年同じ解釈をしつづけるものとして日本における終戦記念日があげられる。戦争は悲惨であることをことさら強調し、オチは必ず「二度と悲惨な戦争はしない」である。
この同じ解釈をしつづけるものであるが、誰もが陥る罠でもある。
過去の出来事
過去の出来事は変えられないが解釈は変えられる。つまり、怒りの感情を悲しみなどに変えることができる。解釈を変えることで過去の出来事を未来の自分に向けての教訓とすることができる。
移住に失敗した過去
かつて私は移住に失敗し、その代償として双極性障害を患うことになった。過去のその出来事に対して怒ることは簡単だが、それで双極性障害は寛解しない。
よって、別の解釈をして双極性障害が悪化しないようにする必要がある。現在の立場で過去を変えるのは解釈しかなく、それは怒りでなく教訓にして同じ過ちを繰り返さないようにする。
結局、移住に失敗したことで田舎への幻想を打ち破ることができた。また、なぜ魅力的であるはずの田舎から人が出ていくのかも。
障害者となった現在
移住に失敗し障害者となったことでなぜ行政による手厚い支援策があるのかもわかり、また立場の弱い人への思いやりができるようになった。
障害者となったことで生活は幸せとは言いがたいが、同じ立場の人とつながれるなど生活はある程度充実しつつある。